侍ジャパンのダルビッシュ有投手(36=パドレス)が18日、宮崎で行われている強化合宿2日目にブルペン入り。変化球を交え計35球を投げ込んだ。
捕手後方のネット裏にロッテ・佐々木朗やオリックス・山本ら大勢の同僚投手が見守る中、ベテラン右腕は初球から1球ごとに傍らに置いたタブレット端末で投球データを入念にチェック。時折、捕手・甲斐との会話を交えながら、直球と多彩な変化球の感覚を確認した。
その後、投球を振り返り「暖かかったですし(自宅のある)サンディエゴで投げていた時よりもいい感じで投げることができました」と笑顔。入念なタブレット映像の確認は「いつもやっていること。ボールの回転の角度、回転軸の角度の確認だったりとか、自分の思い描いた通りの変化が出せているかとか。そういうところの確認です」と説明した。
その上で「フォーシームが一番良くなかった感じがしましたけど、スライダー、ツーシーム、カーブも良かった。全体的に良かったと思います」。最後は自ら納得の表情を浮かべ、初ブルペンを高評価した。
この入念過ぎるブルペン投球には、見守った同僚投手も息をのむばかり。佐々木朗はダルビッシュの投球を動画でスマホに保存するなど、熱心にネット裏で研究。「どの変化球もすごいと思いました」と驚愕した表情を見せ「(ダルビッシュの)マネをできるかはわからないですけど、自分に足りないところをいろいろ付け足したいと思います。本当にすごい球を投げていますし、器用に(球種を)投げ分けているなというのはすごいと思います」。日米球界で実績を残すベテラン右腕に「すごい」を連発するなど、一気に心酔した様子だった。
熱視線を受け続けたダルビッシュは今後、実戦形式の打撃練習に登板しながら本番を迎える予定という。
「次(の登板)はたぶん実戦になるので。まだ打者相手には投げてないんですけれど、そのイメージというか。次にライブBP(実戦形式の打撃練習)という形で投げて。そこから体調次第で次のブルペン、スケジュール、球数を決めていきます」
キャンプ初日から〝生きる手本〟として後輩投手らに積極的に歩み寄る一方、自らの調整にも万全を期す36歳。今後もファンからの熱い視線を受けつつ同僚からは助言を求められる役回りとなりそうだが、本人に動じる気配はない。
「(周囲に見られることは)まあ一つのメンタル的なトレーニングだと思って。今日も周りの方、たくさん見てくださっていましたけれども、その中でも自分の中で、自分の世界を作って集中するようにしていますので」
強化合宿2日目にして早くも別格の存在感を見せつける豪腕右腕。もはやチームになくてはならない戦力と言える。













