日本列島は25日、「最強寒波」の影響で記録的な寒さとなり、熊本県甲佐町では観測史上1位を更新する氷点下9度を観測するなど、全国的に記録的な低温となった。東京都心や大阪市、名古屋市でも氷点下だった。24日には東京都心で夜に初雪、北日本や西日本の日本海側で降雪が続いた。

 10年に1回程度の低温が見込まれる寒波襲来。夏に「高温注意情報」を逆L字テロップで流し続けたこともあるNHKは24日夜、この寒波を同様に災害並みととらえたのか、同様に低温や降雪などの情報を伝えた。そこで反響を呼んだのが「転ぶ時はお尻から」のメッセージだった。

 東京消防庁がツイッターで「積雪や凍結路面での事故に注意」と呼びかけたように、歩行者の転倒による負傷が懸念される。NHKのアドバイスは、手をついて倒れるよりはでん部から“ソフトランディング”した方がリスクは低いということなのだろう。

 視聴者からは「と言われてもそんなに上手くいくかどうか」「スキーの基本」「上手に行えればかなりの衝撃を吸収できる」「雪国の友人たちは『転ぶ時はお尻から』を身につけており、驚く」などとツイッターで反応が発せられた。

 ネット上では「ペンギン歩き」など、歩行スタイルも話題に。歩き方、転び方も身を守るポイントだ。