心身ともに激戦のポジション争いを勝ち抜くための準備は整った。ソフトバンクの栗原陵矢外野手(26)が単身での米国・アリゾナ自主トレから20日に帰国。21日に筑後のファーム施設で汗を流した。

 左膝手術からの完全復活を目指すシーズン。膝の状態を見てもらいつつ、トレーニングを進めるためにも、アリゾナの施設に出向いていた。現地ではメジャーリーガーの練習姿に圧倒され、通訳なしの中でも懸命にコミュニケーションを図ったという。「膝のことが一番だったが、向こうの選手とやることで自分に刺激をもらえた。充実していましたし、行って良かったなと思った」と晴れやかな表情で振り返った。

 今季は転向するサード1本で勝負する。鷹のサードは巨人に移籍した「熱男」こと松田宣浩内野手が長年レギュラーを張っていたポジション。栗原も「僕の中では投手に近いところで試合を見ながら、試合を引っ張っていけるような選手になりたい。松田さんがやっていたところをカバーできるようにしたい。そういうのも含めてサードでやりたい」とも口にしてきた。

 明るいキャラクターの若手リーダー格でもあり、今季から藤本監督に副キャプテンに正式指名された。大黒柱としてチームを背負う選手を目指していく。2年目の逆襲に燃える大物助っ人・ガルビスや、周東、リチャードら多数がひしめく大激戦区の定位置獲りに向けて「もちろん、そこは感じてますし、意識しながらやっていきたいと思います」と闘志を燃やしていた。