WWEのインターコンチネンタル(IC)王者で〝欧州最強の男〟グンター(35)が、またも大物食いだ。

 今週のスマックダウン(ウィスコンシン州グリーンベイ)では、元ユニバーサル王者で身長2メートル超えの〝怪物〟ブラウン・ストローマンの挑戦を受けた。序盤はストローマンのパワー全開の攻撃を浴びて、場外ではタックルで吹っ飛ばされたが、グンターは怪物を鉄柱に叩きつけて反撃開始。左腕を狙ってパンチ、キックを打ち込み、アームロックでぐいぐい締め上げた。

 さらに強烈な水平チョップでストローマンにダメージを与えていく。怪物がラリアートで逆襲に出ると、すかさずグンター率いる「インペリアム」のルドヴィク・カイザーとジョバンニ・ビンチが介入。ストローマンが気をとられたところで、情け容赦なくチョップを連打した。

 怪物の必殺パワースラムをしのぐと、アントニオ猪木ばりのキーロックでまたも左腕を攻撃。ストローマンはカウンターのスパインバスターを繰り出したが、左腕のダメージから3カウントを奪えない。ここでグンターがドロップキック、ラリアート、コーナー上段からのダイビングボディープレスと波状攻撃だ。

 再びコーナーに上がったところでストローマンに攻め込まれたものの、コーナー上段に上がってきた怪物の巨体を持ち上げて、何とパワーボムでマットに叩きつけた。これが決まって3カウントを奪い、タイトル防衛に成功した。

 IC王者としては元同王者で元IWGPヘビー級王者の中邑真輔、元WWE王者シェイマス、元世界王者レイ・ミステリオらに続く、大物レスラーを破っての防衛。オーストリア・ウィーン出身で欧州流のクラシカルなレスリングを展開するため、見た目はかなり地味だが、すさまじい強さを発揮している。

 ド派手なWWEマットでは異色の王者の快進撃を誰が止めるのか? 注目が集まる。