新日本プロレスのIWGPジュニアヘビー級王者・高橋ヒロム(33)が、プロレスリング・ノアの「金剛」を率いる拳王(38)に〝猛反論〟した。

 ヒロム属する「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」は団体対抗戦が行われる21日横浜アリーナ大会で「金剛」とのシングル5番勝負に臨む。ヒロムは大原はじめと激突するが、発表会見では報道陣からの質問がメイン(内藤哲也 vs 拳王)とセミ(鷹木信悟 vs 中嶋勝彦)に集中したまま終わりかけたため、強引に延長を要求。対応に追われた一部報道陣とのやり取りを「コント」と断罪した拳王が、激高して途中退席する事態に発展した。

 対応を間違えた一部報道陣とともに拳王をキレさせた〝主犯格〟と目されるヒロムだが、反省の色はまったく見られず、むしろ途中退席の行動に疑問を呈する。「あれは本当に意味が分からないです。どうしてあのタイミングで…。俺はあのまま何事もなく、セミとメインにしか質問が飛ばずに終わるのは嫌だなって。せっかく5試合対抗戦やるのに、自分の試合を盛り上げられないのは悲しいし、悔しかったので。その(抵抗の)途中だったのに、ああなっちゃったので。ええ~って感じですよ。ショックでした」と説明した。

 さらにヒロムは「彼が立ち上がって帰ろうとした時に『行くぞ』と言って、みんなゾロゾロ立ち上がる。あれも自分の中では違和感でしたけどね」と、リーダーの退席命令に追随したメンバーにも言及。

「状況次第ではありますけど、自分だったら残りますね。みんな自分の試合に対する個々の思いがないのかなって思っちゃいました。(金剛の選手にも)『確かにセミとメインにしか注目が行ってないよな』って思ってほしかったというか」と異を唱えた。

 LIJが敗れた場合はノア参戦を要求されていることも、理解に苦しんでいる。ヒロムは「別にこっちが全員勝ったとしても呼ばれたら上がりますよ? 普通に呼んでくれたらいいのに『負けたら上がれ』って(LIJ側の)リスクみたいに聞こえちゃったんですよ。なんで自分の団体に上がることが、負けた時の罰ゲームみたいな言い方をしてしまうのかなって」と、ノアを卑下するかのような発言には違和感があるという。

 ともあれ、リング上での相手は大原であり、ヒロムも必勝の十字架を背負っている。2月5日札幌大会ではYOHとのIWGPジュニア王座V1戦も決まっているだけに、他団体選手に負けるわけにはいかない。

「個人的にやるのはすごく楽しみなんですけど、こっちはタイトルマッチくらいの気持ちですよ。シングルマッチで、相手はジュニアヘビー級なので。負けたら返上ものですよね。団体対抗戦はそれくらい重みのあることだと思ってますので。それくらいの覚悟ではいますね」と言い切った。

「『ロスインゴVS金剛』まで見れてないというか。我の強い人間の集まりだと思ってるので、自分の中では個人の戦い。だから逆に他の人たちのシングルマッチに負けたくないなって感じですね。ヒロムと『は大』(注・大原)の試合が心に残ったなって言われた上で勝ちたいですね」

 記者会見ではなぜか敵軍リーダーの怒りが爆発してしまったが…横浜のリングで爆ぜるのは、新日本が誇るタイムボムだ。