全国高校サッカー選手権の準決勝(国立)が7日に行われ、東山(京都)が1ー1からのPK戦4ー2で大津(熊本)を撃破して同校初の決勝進出を果たした。

 東山は前半38分に先制を許すが、後半18分にMF松橋啓太(3年)のゴールで同点に追いついてPK戦へ。するとGK佐藤瑞起(3年)が相手のシュートを2度ストップ。東山は4人全員が成功して強敵から勝利を収めた。

 快進撃の原動力となっているのが、1年前に味わった〝屈辱〟だ。東山は昨年度の準々決勝で高校3冠を狙う常勝軍団の青森山田(青森)と対決。先制して試合を有利に進めるも逆転を許して1―2と無念の敗退となった。王者を最も追い詰めたが、それでも届かなかった。

 福重良一監督は「どういう状況でも、どういう環境でも、どういう雰囲気でも(勝つ)、という話を1年かけてしてきた。昨年度、青森山田高に負けてから目指すところが見えてきた。それに向けて、日々の練習、試合からそういう話をすり込んだ。それが(勝利の)要因だと思う」と語った。

 実力は紙一重でも、試合巧者ぶりや勝利への執念が最後は勝負を分ける。青森山田が見せてくれた〝王者への道〟を今度は自分たちが体現すべく、ディテールにこだわった指導をみっちり徹底してきたのだ。

 帝王学を身につけた東山。大願成就なるか。