全国高校サッカー選手権の準決勝(国立)が7日に行われ、岡山学芸館(岡山)が優勝候補本命の神村学園(鹿児島)を3―3からのPK戦4―1で撃破して初の決勝進出を果たした。

 岡山学芸館は後半に2度リードを許すも追いつく驚異的な粘りを見せて試合はPK戦へ。ここで強烈な存在感を放ったのが2年生ながら守護神を任されるGK平塚仁(2年)だ。

 プレッシャーをかけて神村学園2人目のFW西丸道人(2年)のキック失敗を誘発すると、3人目の相手エースFW福田師王(3年)が放った強烈なシュートを横っ飛びでストップ。神セーブでチームを決勝の大舞台へと導いた。

 平塚は3回戦の国学院久我山(東京A)戦でもPK戦で相手の1人目を止めて流れを引き寄せており、まさに鉄壁の守護神だ。

 大舞台で神がかった活躍を引き出したのは、前回大会で青森山田(青森)の絶対的エースとして話題を独占したMF松木玖生(FC東京)だ。

 普段はサッカー漬けの生活を贈る平塚だが、束の間のオフは「ユーチューブを見たりする」と様々な動画を視聴して気分転換する。お気に入りはやはりサッカー関連動画だが、なかでも印象に残っているのが「100回大会とかを見ていて」と前年度に圧倒的な強さで高校3冠を果たした青森山田高の試合。「松木選手は堂々とプレーしていた。すごいなと思って。自分もここに立ったら堂々とできるかなと思って来た」とスーパーエースだった松木の雄姿に発奮して、国立の大舞台で躍動したのだ。

 頂点へあと1勝。松木から学んだ強心臓ぶりで2年生守護神がチームを快挙へ導く。