北中米W杯で連覇を目指すアルゼンチン代表が、準々決勝スイス戦(11日=日本時間12日、米国・カンザススシティー)に延長戦の末3―1で下し、ベスト4進出を決めた。

 開始直後はスイスに攻められるものの、冷静に乗り切って攻撃を展開。そのまま今大会通算8得点で、ゴールデンブーツ争いでトップを走るFWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)が流れを変える。前半10分には右サイドからCKを蹴り、ゴール前のMFアレクシス・マクアリスター(リバプール)の先制ヘディング弾をアシストした。

 その後は互いに激しい攻防を繰り返し、アルゼンチンのリードで前半を終えた中、後半22分に同点に追いつかれる。その直後の同24分には、MFレアンドロ・パレデス(ボカ・ジュニアーズ)が、相手FWブレール・エンボロ(レンヌ)に後方から接触。エンボロを倒してしまうと、パレデスにイエローカードが出された。

 すると、不満げなパレデスに対してビデオアシスタントレフェリー(VAR)が介入。パレデスのファウルは取り消され、エンボロは2枚目のイエローカードで退場となった。アルゼンチンは数的有利になったが、90分では決着はつかず、試合は延長戦に突入。延長後半7分のFWフリアン・アルバレス(アトレチコ・マドリード)のミドル弾でスイスの守備をこじ開けた。

 さらに、同アディショナルタイムで途中出場のFWラウタロ・マルティネス(インテル)の一撃で試合を締めくくった。


 アルバレスは数的優位のなかで苦戦を強いられたものの「僕たち全員が一緒に攻め続けたら、ゴールは必ず来ると分かっていた。そして実際にそうなったので、とても幸せだ」と喜びをあらわにした。

 続けて「自分たちの仕事や日々やっていることにエネルギーを集中させるべきだと思っている。チームはとても団結しているし、とても強い。SNSなどで言われているすべてのことに一喜一憂しているわけにはいかない。今はしっかりと休んで、次の試合のことを考えたい」。イングランドとの準決勝(15日=同16日、米国・アトランタ)を見据えた。