一昨年の衆院選で岐阜5区に立憲民主党から全国最年少の25歳で立候補した今井瑠々氏(るる=26)が6日、4月の統一地方選に自民党推薦候補として出る意向を固めた。

 今井氏は前回の衆院選で岐阜5区から出馬した際、自民党の古屋圭司衆院議員にチャレンジし、敗れはしたが善戦して話題を集めたことで知られている。

「今井氏は中央大学法学部を卒業後、都内のコンサルタント企業に就職して、立憲からの衆院選出馬を決めて退社した。政治家を志した動機は、10代の時に東日本大震災のボランティアをして政治に強い関心を抱いたからだと言います」(立憲関係者)

 その後は立憲岐阜5区支部長として活動を続けてきたがこの日(6日)、離党届を提出して今春の岐阜県議選に多治見選挙区から自民党の推薦を受けて出るという。

 政界関係者は「地元メディアの報道だと、今井氏は8日にも自民党の野田聖子衆院議員と面会後、会見を開くと伝えています。まだ立憲が離党届を受理したかも確認されていないなかでの政党の鞍替え騒動に永田町では『政治家になりたいだけではないか』と冷めた見方がされています」と話した。

 立憲内は今井氏の離党騒動、自民党からの県議選への立候補ニュースをどう受け止めたのか。

「今井さんは立憲に不満などがあったと聞いています。党としては衆院選で落選した後も政治活動費を出して応援してきたはず。悩んだ末の離党だと思うが、節操がなさすぎますよ」と立憲衆院議員は批判した。

 SNS上では今井氏の名前がトレンド入り。立憲の支持率が上がらない状況から離党に理解を示す書き込みがある一方で、批判の声が数多く上がっている。

 こうした状況について前出の政界関係者は「与野党を問わず人材不足だと言われています。立憲岐阜県連は揉め事があったと言われていますが、自民党に引き抜かれた格好となったことは大きな痛手です。今井氏は会見で応援した地元有権者に説明責任を果たす義務があります」と指摘した。