「日本一カップル」の強みとは――。フィギュアスケートのアイスショー「アイスエクスプロージョン」(6~8日、神奈川・KOSE新横浜スケートセンター)を控えた5日、〝かなだい〟こと村元哉中(29)と高橋大輔(36=ともに関大KFSC)が公式練習で新年初滑りを披露した。カップル結成当初は高橋に注目が集まっていたが、村元のセンスも超一流。フィギュア関係者からは、その才能を称賛する声が上がっている。
カップル結成3季目を迎えた〝かなだい〟は、昨年12月の全日本選手権で悲願の初優勝。男子シングルを過去5度制した高橋にとっては、アイスダンスとの2冠となり、フィギュア界の歴史に新たな1ページを刻んだ。
高橋は男子シングル時代の2010年バンクーバー五輪で日本男子勢初となる銅メダルを獲得。同年世界選手権では金メダルに輝くなど、日本の男子フィギュア界をけん引してきた。ファンの間では「大ちゃん」の愛称で親しまれ、アイスダンス転向後も変わらぬパフォーマンスで高評価を受けている。ただ、村元の才能も負けていない。
村元をよく知るフィギュア関係者は「村元選手は小さなころからスタイルが本当にいい。足がきれいに真っすぐで、欧米人に引けを取らない。表現力がずばぬけていて、日本人離れしている。そもそも世界王者にもなっている高橋選手についていける選手なんて、なかなかいない。きついカーブも上手に滑り切るし、何よりスケートが上手です」と絶賛。個人としての能力だけでなく、相性の良さも抜群だ。同関係者は「2人の表現力はすばらしいし、美しいビジュアルのバランスも抜群。本当に息がぴったりで、あの2人だからこその演技だと思う」と指摘した。
ともに突出した実力を持つ〝かなだい〟は、この日の公式練習でも華麗なスケーティングを見せた。シーズン中のショーではあるものの、村元は「いろんなエネルギーをもらえるし、勉強になる部分がたくさんある。ショーで感じるスケートの楽しさを試合でどう取り入れていくか。競技者にはプラスしかない」とメリットを力説。3月の世界選手権(さいたまスーパーアリーナ)に向けたレベルアップの機会ととらえている。
16位に終わった前回大会に続く、2度目の世界選手権まで3か月あまり。村元が「昨年悔しい思いをした分、自信を持って楽しく、トップ10を目指したい」と意気込めば、高橋も「僕にとって、さいたまの世界選手権はいろんな思い出があるので、いい思い出にしたい」と力強く宣言。日本一となったカップルが、世界の舞台で真っ向勝負を挑む。












