新日本プロレスの年間最大興行となる4日の東京ドーム大会で、IWGPジュニアタッグ王者のTJP(38)、フランシスコ・アキラ(23)組が底力を見せた。
濃密な10分29秒の激闘だった。V3戦の相手、「スーパージュニアタッグリーグ」覇者のYOH&リオ・ラッシュは、ゴング前に奇襲を仕掛けてきた。YOHにあいさつ代わりのノータッチ・トペ・コンヒーロを決められ、ラッシュも鮮やかな空中殺法で続いてきた。
だが、王者組は落ち着いていた。場外花道で合体技を炸裂させ、ラッシュを顔面から流血させる。さらに2人がかりでYOHに襲いかかり、主導権を譲らなかった。
その後は一瞬で攻守が入れ替わるスピーディーな展開となり、10分過ぎには最大のピンチを迎えた。アキラがラッシュのダイヤモンドカッターを食らい、TJPはYOHにDIRECT DRIVE(変型ダブルアームDDT)を狙われたが、一瞬の隙を見逃さなかった。巧みに体を入れ替えると、カウンターの首固めでクルリ。大逆転の3カウントを奪った。
これでリーグ戦で敗れたリベンジに成功。TJPは「アイツらが獲得した(リーグ戦の優勝)トロフィーを参加賞に変えてやった」と胸を張った。
今大会は昨年10月に死去した〝燃える闘魂〟アントニオ猪木さんの追悼興行として行われた。TJPは「猪木さんは俺に、勇敢さとは何なのかを教えてくれたと思う。この試合が終わって一歩踏み出せば、何が起こるか分からない。でも、俺は進み続ける」ときっぱり。〝猪木イズム〟を胸に秘め防衛ロードを歩む。













