強さが揺らぐことはなかった――。第99回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の復路が3日に行われ、駒大が2年ぶり8度目の総合優勝。出雲駅伝、全日本大学駅伝に続く頂点取りで、チーム史上初の3冠に輝いた。
ここぞの場面で底力を発揮した。2日の往路では4区まで青学大と一進一退を攻防を繰り広げるも、5区山上りでルーキーの山川拓馬(1年)が「初めての箱根駅伝で絶対に1位でゴールすると決めていた」との思いで力走して往路Vを達成。この日の復路も6区山下りで伊藤蒼唯(1年)が区間賞を獲得して流れをつくると、9区の山野力(4年)がリードを広げ、最終10区の青柿響(3年)が先頭で大手町に飛び込んだ。
今季は昨年4月に4年生が「3冠を目指す」と直訴。それを聞いた大八木弘明監督は「私もそういう気持ちで今年1年やらなくてはいけない」と、常に頂点を意識したチームづくりを敢行した。藤田敦史ヘッドコーチが「今の大八木監督は選手たちに対して、いろんなパターンを示した上で『こう考えているんだけどお前たちはどれがいい?』みたいな感じで選ばせたりとか、会話をする機会が昔と比べて多くなった」と明かすように、時代に合った指導法で最強の布陣を結成した。
かねて公の場では控えめな目標を口にすることが多かった大八木監督。しかし、今回は違った。「選手たちは3冠を狙っている。前回大会と比べたら選手層は厚いし、やっぱり質の高さもしっかりしている。そういう中で自信は選手たちが持っている。指導者が強気にいかないとダメ」と確かな自信をのぞかせていた。
指揮官の言葉通り、選手一人ひとりが自信を持って箱根路を駆け抜けた。その姿はまさに〝王者〟だった。










