オリックスが、ポスティングシステムでメジャーのレッドソックスに移籍した吉田正尚外野手(29)の「背番号問題」に頭を悩ませている。吉田正は入団から2021年まで6年間「34」をつけ、22年だけ「7」を背負った。なじみ深い「34」と、福本豊氏、糸井嘉男氏ら阪急時代からのスター番号で、レッドソックスでも継続して付ける「7」。どちらも吉田正を象徴する番号だけに、球団では今後の取り扱いに困惑している。
オリックスには永久欠番は存在しない。2000年までイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)がつけた、栄光の「51」が暗黙の了解で永久欠番〝扱い〟になっているだけで、「34」「7」も新人や外国人選手に与えることはできる。しかしイチロー氏と同じくチームを連覇、日本一に導いた功績を考えると他の選手に「空いたからどうぞ」とも言えない。
球団関係者は「これは悩むところですよ。イチロー選手ほどではないにしろ、近年のオリックスを引っ張ってきたのは間違いなく吉田。彼なくして日本一はなかった。どちらの背番号も重く、簡単に与えられるものではない」としている。かといって「背番号の空き番の余裕もあまりない。育成枠から支配下になる選手もいる。ここで2つも空き番にするのは…」との事情もあるという。
さらに「何年かしてオリックスに彼が帰ってくる可能性があるならどちらか1つでも置いといた方がいいのでは」と気をもむ声も聞かれる。
いずれにしろ「その番号にどれだけの思いがあるのかを本人に聞かないといけない。〝どちらもどうぞ〟ってなるかもしれない」(同)。吉田正のOKが出たら気兼ねする必要はないし、選手間で争奪戦になる可能性も十分ある。もしくは「51」と同じく、恐れ多くて〝敬遠〟されることになるか…どちらかだ。











