【エマ(SD)】約5年ぶりにWWEに電撃復帰を果たし、王座初奪取に燃えているのが大ベテランのエマだ。

 オーストラリア・メルボルン出身の33歳。子供のころからレスラーを夢見て、2005から地元の独立団体でキャリアをスタートさせて07年にはカナダへ。元WWE戦士で日本でもおなじみのランス・ストームが主宰するレスリングスクールで鍛錬し、その後テニールのリングネームでオーストラリア、米国の独立団体で実力をつけていった。

 11年にWWEと契約を交わし、選手養成のための傘下組織・FCWでトレーニングを重ね、エマとして12年11月にNXTデビューを果たす。13年6月には初代NXT女子王座決定トーナメントに参加して決勝まで進出するも、ペイジに敗れて王座奪取を逃した。その後もエマロック(鎌固め)を武器にサーシャ・バンクスやナタリアと抗争を展開し、抜群のルックスも手伝ってトップの一角を占めるようになる。

 14年にはミックスドマッチでロウに初登場。15年はNXTに戻りベイリー、アスカと抗争を展開して16年3月にロウに再昇格。ここまでは順風満帆だったが、不運も重なり一気に勢いを失う。5月に背中を負傷して長期欠場に追い込まれるアクシデント。17年に復帰してPPV大会「TLC 2017」でアスカのロウデビュー戦の相手を務めるも、アスカロックで完敗を喫した。その1週間後にWWEを解雇されてしまった。

 18年からはROHで活動していたが、今年10月30日、SDで約5年ぶりにまさかの電撃復帰。しかも“地球上で最も危険な女”ことSD女子王者ロンダ・ラウジーが、オープンチャレンジマッチで挑戦者を募ったところへトレードマークのサングラス姿で登場したから場内は大騒ぎとなった。

 ぶっこ抜きジャーマンやロープを使った複合関節技タランチュラで大健闘するも、最後はロンダ様の腕ひしぎ逆十字に無念のタップアウト。復帰戦を勝利で飾れなかった。それでもエマは「戻ってこられて言葉にできないくらい気分がいい。何をすべきかはっきりした。チャンピオンになるのよ!」とWWE在籍時には手が届かなかった初戴冠を宣言。大ベテランの逆襲に注目が集まる。