阪神・湯浅京己投手が30日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、4200万円増の年俸4700万円でサインした。今季まで年俸500万円だった右腕の昇給率は驚きの840%。2017年オフに桑原謙太郎が勝ち取った463%(年俸800万円→4500万円)の球団記録を大幅に塗り替えるアツアツの更改となった。

 入団4年目の今季は59試合に救援登板し2勝3敗、防御率1・09。リーグトップタイの45HPをマークし最優秀中継ぎ投手のタイトルも獲得するなど、文字通り飛躍の一年となった。「『成績的にも申し分ない。一年間やってくれてありがとう』と球団から言われました。想像以上の一年。懐も? アツアツです」と満面の笑みをこぼした。

〝グラゼニ精神〟で大金をつかんだ。「ブルペンで(前投手コーチの)金村さんたちと『グラゼニ、グラゼニ』って言いながら、選手名鑑を眺めて待機していました」。独立球団を経て阪神へ6位入団した右腕は自身の10倍、20倍、30倍以上のサラリーを稼ぐ他球団の強打者たちと対峙。力感十分の直球を軸とした投球で、グラウンドに埋まっているビッグマネーを掘り起こした。

 今季は勝ちパターン継投のキーマンとして8回のマウンドを託されたが、来季は満を持してクローザーへの転向を狙う。「自分としては抑えをやりたいという気持ちもある。狙って三振がとれる投手を目指す。もっとレベルアップができるようにフォームも見直して、成長した姿を(来季の)開幕でお見せしたい」とさらなる飛躍を誓った。

=金額は推定=