大事なのは打点の質よ―。阪神・岡田彰布監督(65)が今季、リーグ5位の489得点と貧打に泣いた攻撃陣の得点力アップを目指すとともに、その〝心得〟を説いた。

 打撃部門のタイトルは今季はヤクルト・村上が打率・打点・本塁打の主要3部門を独占したが、来季はこの牙城を切り崩す自軍選手の出現が期待される。

 これについて指揮官は「誰か1人」ではなく、適材適所で期待できる面々がいることを示唆。「首位打者とかその辺は近本とか、中野とか、どっちか言えば狙うタイプ」とし、本塁打も「そんな50何本も打たんでええで(笑い)。そんな打ったら、いっぱい点入り過ぎるやんか」としながら「やっぱ打点かな。クリーンアップ打っているもんは。俺もそうやったけど」と大山、佐藤輝ら主に今季クリーンアップを担った面々のさらに打点量産に期待を寄せた。

 岡田監督は、さらに「昔は勝利打点王というのあったもんな」と、勝負を決める打点にこそ価値アリと力説。1981年に今はタイトルとして制定されていない「最多勝利打点王」を獲得した猛虎の歴代好打者の1人である佐野仙好氏を挙げ「いかに勝負強く、大事なときに決勝打を打ったという意味では、あれはけっこう価値があったと思うけどな」とポツリ。言外に大山、佐藤輝ら和製コンビが来季、試合を決めるシーンが増えることに期待を寄せていた。