【FIFAワールドカップ】森保ジャパンのMF南野拓実(27=モナコ)が自身の感性を磨いた〝思い出の映画トレ〟を懐かしんだ。

 カタールW杯1次リーグ初戦となった23日のドイツ戦では、途中出場からMF堂安律(フライブルク)の同点ゴールをお膳立てする活躍で、大金星に貢献した南野。26日の取材後には、飛躍のきっかけとなったU―17日本代表の合宿でのある出来事を振り返った。

 当時のチームでは合宿などで、選手に映画を観賞させてその後にフリートークする試みを行っていた。そこには、選手がサッカーに関する議論を行うと〝上下関係〟が出てうまく自らの意見を言えない選手が出てきてしまうため、一見サッカーとは関係のない映画について討論させることで、意思疎通をうまく図ろうという狙いがあった。

 南野はそんな〝映画トレ〟について「すごくいいこと。普段サッカーしかしていない17歳の選手たちが日本代表の合宿で映画を見て、感性を共有するのはなかなかない。今思うと、いい経験になった。たまに今でも思い出したりしている」と懐かしそうに語った。

 ただ「チャップリンを見せられた時はマジで寝そうになった(笑い)。白黒で音もないので…。その時はさすがにきつかった」と苦笑い。チャールズ・チャップリンといえば映画草創期の巨匠だが、活躍していたのは100年近く前とあってなかなか理解するのが難しかった様子。お気に入りは「『ハンサムスーツ』とか面白くて」と邦画の大ヒットコメディーだったという。

 映画からも感性を磨いた背番号10が、W杯の大舞台で主演の座を狙う。