来季狙うは無敗神話だ。中日・高橋宏斗投手(20)が24日、ナゴヤ球場で契約更改交渉に臨み、今季年俸1400万円から倍増超えの年俸3500万円で来季の契約にサインした。高卒2年目で初の開幕ローテーション入りを果たすと、6勝をマークするなどブレーク。高卒2年目を終えた契約更改ではロッテ・佐々木朗希の3000万円(1400万円増)を超える年俸となり「しっかりと評価していただいた。自分でも納得してサインしました」と笑顔を見せた。

 今季は3月30日のDeNA戦(バンテリン)で一軍デビューを飾り、首脳陣の配慮で登板間隔を空けながらローテの一員を務めた。19試合に登板し、6勝7敗、防御率2・47。規定投球回には未到達ながら奪三振はリーグ3位の134個をマークした。シーズン後には侍ジャパンの強化試合メンバーにも選出され、3回無失点デビューを果たし、大器の片りんを見せた。

 それでも最速158キロ右腕に慢心は一切なし。「6勝7敗と負けが先行しているので悔しい」とポツリ。来季へ向けて「まずは中日ドラゴンズの日本一。中6日で回る準備はもう始まっているし、しっかり投げて安心させられるような投手になりたい。投げる試合は負ける気はないし、そうなると自分は全勝を目標にやりたい」とブチ上げた。

 全勝と言えば、楽天・田中将大が2013年シーズンに開幕から無傷の24連勝を達成し、プロ野球史上初の「無敗の最多勝投手」となった。その上で「マー君のように圧倒したい? そうですね。先発投手としてマウンドに上がる以上、負けると思って投げる投手はいないと思う。投手として当たり前の気持ちかなと」と言い切った。

 竜はもちろん、未来の日本のエース候補は来季はフル回転でマー君のような無敗神話を築けるか。    (金額は推定)