史上初の〝ゆるキャラキャプテン〟に!? 巨人・岡本和真内野手(26)が来季から第20代主将に就任する。原辰徳監督(64)が23日に坂本勇人内野手(33)からのバトンタッチを電撃発表した。すでに4番打者としての自覚を示し、堂々たる中心選手なのだが、人を食ったようなつかみどころのなさは相変わらず。2024年に球団創設90周年を迎える巨人に新風を吹き込みそうだ。

 東京ドームに集まった3万8000人超のファンが大きくどよめいた。「ジャイアンツ・ファンフェスタ」の締めのあいさつで「何度も失礼します」と笑いを誘った原監督は「坂本勇人、卒業させます。キャプテンを。チームのことをすべて考えるのではなく、少し個人として楽に戦わせようと思いました」とサプライズ発表。続けて「新キャプテン、岡本和真。副キャプテン、吉川尚輝。投手キャプテン、戸郷翔征」とニューリーダー3人の名前を挙げた。

 坂本が主将に任命されたのは2014年12月のハワイでの優勝旅行。当時26歳の若さだったが、岡本和も同じ年齢に達した。背番号25を後継者に指名した理由について原監督は「そういう時期だと思うし、十分それに値する選手だと思います。3人で前に進ませ、どんな苦難にも立ち向かってほしい」と力を込めた。

 指揮官の〝岡本評〟も年々右肩上がりだった。当初は「ビッグベイビー」だったニックネームも、すでに「若大将」に昇格。4番打者としての実績は十分ながら「さらにそれ(自覚)が深まってくれるといいな」と、今後は個人からチーム全体を見渡せる〝オトナ〟への進化も期待している様子だ。

 もっとも、岡本和のすっとぼけ…いや、ユーモラスなキャラクターは健在だ。ナインによれば「今でも後輩選手にイジられる」特異な人柄で、原監督に電撃発表された直後は〝白目〟をむいてドームの天井を見上げていた。突然の決意表明を指揮官に求められ、最後は「来年は絶対優勝します」と主将っぽく締めたが、第一声は「えー、何度も失礼いたします」と原監督の〝パクリ発言〟で爆笑をさらった。

 07年以降、阿部―坂本とつながれてきた生え抜きのバトン。岡本主将が伝統球団にかつてないキャプテン像をつくり上げるかもしれない。