球界の仙人に学べ! 今オフから古巣・巨人に復帰した鈴木尚広外野守備走塁コーチ(44)は現在行われている宮崎秋季キャンプで精力的に指導中。〝走塁のスペシャリスト〟としてヤングGの機動力底上げに尽力している。そんな同コーチを巡っては、球団内から「若手は尚広の走塁技術だけでなく『食へのこだわり』も見習うべき」という声もあがっている。そのワケとは――。
稲妻継承へ、日々奮闘だ。宮崎秋季キャンプ初日から精力的に走塁指導を行ってきた鈴木コーチは、宮崎第3クール最終日となった15日には投手陣へも走塁指導を実施。一塁走者の心構えを言葉と実演で伝えると、続いて三塁コーチャーの位置から指示を出し、二塁でとどまるのか三塁へ進むのか、実践させながら判断力強化を図った。
球団歴代3位となる通算228盗塁(代走で132盗塁)を誇るスペシャリストには、後進育成に大きな期待がかかるが、球団内からは意外な視点から鈴木コーチの見習うべき点を指摘する声が出ていた。
「尚広は現役時代から健康に気を遣い、人一倍、いや3倍はとにかく食生活にこだわっていた。あれをまねするのは難しいにしても、若いうちから自分の体を大事にしてきた姿勢は若手にとって参考になるはず」(チーム関係者)
その言葉通り、鈴木コーチは現役時代から食事に対するこだわりが非常に強い。引退後に行われた「食育」に関するトークショーに登壇した際には「今は中学生などでもサプリやプロテインを摂取する時代になりましたが、まずは自然のもの。農業に関わるもの。アグリカルチャーです」と自然食の重要性を説けば「僕は八百屋に行くことが好きなんです。生産者の方のそれぞれの思いが野菜に現れているわけですよ」と力説した。
さらには「自然と触れ合うことが大切。レンタカーを借り、ポリタンクを15個くらい持って岐阜県まで水を取りに行きます。往復10時間くらいかかりますね」とこだわりを象徴する仰天エピソードも披露し、観衆を驚かせていた。
そんな努力もあり、鈴木コーチはプロ生活15年をまっとう。引退から6年たった今もスリムな体形を維持し、現役さながらのキレのある実演指導を行っている。「(指導の上で実際に)見せるってことは僕のテーマ。それとは別で、僕の中の(個人的な)テーマは長寿。健康に生きることと目的は全然別なんですけど(笑い)。それ(実演)を見せることという事につながっている」と公私での目的は違えど、健康体でいることが今の指導につながっていることを明かした。
プロ野球人生を1年でも長く過ごすため…。鈴木コーチの「仙人」並みの食事法は若手も見習うところがあるはずだ。










