新日本プロレスとスターダムの合同興行「Histric X―оver」(20日、有明アリーナ)で行われたIWGP・USヘビー級王座戦は王者のウィル・オスプレイ(29)が海野翔太(25)を下し、V4に成功。来年1月4日東京ドーム大会で米国・AEWのケニー・オメガ(39)とのドリームマッチが電撃決定した。

 オスプレイは5日大阪大会で内藤哲也を下しV3に成功した直後に、海外武者修行から凱旋帰国した海野の挑戦表明を受けた。この日の大会で激突すると、無慈悲なエルボー連射で若き挑戦者を追い詰める。変型DDTd反撃を許すも、デスライダーは回避しヒドゥンブレイドで再び攻勢に。最後はストームブレイカーで3カウントを奪ってみせた。

 貫禄勝利を収めたオスプレイだが、試合後には衝撃の展開が待っていた。なんと初代US王者のケニーがVTRで登場。得意の日本語を駆使して「俺の後継者はウィル・オスプレイだった。どうなりましたか? お客さんが全然は入ってない。みんなそれはパンデミックのせいだというけど、本当ですか? 本当のパンデミックはお前だ、ウィル。みんなケニー・オメガのマネをしている。だから新日本から電話がかかってきた。正直言うと、あんまり興味ない。でももう一度ファンのために、プロレスのために、ケニー・オメガとウィル・オスプレイの違いを見せてやる。お前の会社を助けてやる。レッスルキングダム17で会おう」と挑戦表明した。

 ケニーは2014年11月にDDTから新日本に移籍。AJスタイルズがWWEに移籍した16年にバレットクラブの3代目リーダーすると、同年に外国人選手として史上初めてG1クライマックスを制覇した。さらに18年には団体最高峰のIWGPヘビー級王座を獲得するなど、最強外国人の名を欲しいままにしたが、19年1月に退団。新団体AEWの旗揚げに副社長として参加した。

 一方でオスプレイにとってもケニーは〝天敵〟の存在だ。かねてSNSなどで挑発合戦を繰り返し、今年8月にはAEWマットの6人タッグ戦で対戦。その後「これから発展していくなら、ケニーがかつて戦っていた、そして俺が今いる新日本のリングでやるべきだろうと思っている」とホームリングでの再戦を希望していた。

 世界屈指のレスラー同士によってついに実現するドリームマッチ。世界中のプロレスファンの注目を集めそうだ。