新日本プロレスとスターダムの合同興行「Histric X―оver」(20日、有明アリーナ)で、魔界の住人グレート・ムタが古巣の新日マットラストマッチを行い、有終の美を飾った。
代理人・武藤敬司が来年2月21日に東京ドーム大会で引退することに伴い、ムタも来年1月22日大会で姿を消すことが決まっている。この日の大会では、新日本ラストマッチとしてオカダ・カズチカ、矢野通と組んで「ユナイテッドエンパイア」のグレート―O―カーン、ジェフ・コブ、アーロン・ヘナーレ組と対戦した。
一度結んだ同盟を破棄した因縁の相手・オーカーンといきなり対峙したムタは、場外でマイクコードを使用して首を絞めるなど暴れまわる。さらにリングに戻るとフラッシングエルボーも発射してみせた。
オーカーンに閃光魔術をキャッチされ、ヒザへのアイアンクローで捕獲されたものの、ヘナーレの蹴りをつかんでドラゴンスクリューで反撃。さらに終盤にはオーカーンの毒霧をコブに誤爆させ敵軍を幻惑。そのスキに乗じてオーカーンに赤い毒霧を噴射して、試合から除外する。最後はヘナーレに閃光魔術をさく裂させて、オカダのレインメーカーをアシストした。
ムタはオカダとは握手することなく、空中に毒霧を噴射して一人退場。最後は花道で首をかっ切るポーズを決めて姿を消し、バックステージで「バイバイ…矢野、バイバイ…オカダ、バイバイ…オーカーン。グッバイ! ニュージャパン! フィニッシュ!」と別れを告げた。
1990年9月の日本初登場から実に32年。封印と復活を繰り返し、数々の激闘でファンを魅了した不世出の〝魔界の住人〟が、セルリアンブルーのマットに最後の雄姿を刻み込んだ。












