暗号資産(仮想通貨)の取引所を運営するFTXトレーディングの経営破綻問題が、米メジャーリーグ・エンゼルスの大谷翔平や女子テニスの大坂なおみにも影響を及ぼした。米国などの各メディアは16日、同社の宣伝に関わった複数の著名アスリートにも賠償責任があるとして、投資家らが両選手らに賠償を求める集団訴訟を米フロリダ州の裁判所に起こしたと伝えた。

 名前が挙がっているのは、大谷や大坂のほか、プロアメリカンフットボール・NFLのバッカニアーズQB、トム・ブレイディやプロバスケットボール・NBAのウォリアーズに所属するステファン・カリーら、スーパースターが含まれている。

 大谷は昨年月、FTXの「グローバルアンバサダー」就任が発表された。今夏には「暗号資産プラットフォーム FTX ついに日本上陸」などとする、大谷の姿が映ったCMの放送が関東エリアで始まった。大坂も今年3月、同アンバサダー就任が発表された。

 訴訟で原告側は、こうしたアスリートが「FTXのプロモーションを手伝った」としている。

 取引所運営大手のFTXは、11日に米連邦破産法11条の適用を申請。負債総額は最大で日本円にして7兆円になる可能性と報じられており、顧客の投資家に資産が返還されない恐れもある。