WWEマットで〝忍者〟戸澤陽(37)が、しぶとく存在感を示している。

 今週のロウ(ケンタッキー州ルイビル)のバックステージでは、バロン・コービンにポーカーを挑んで大勝。大勝負で逆転を狙うコービンの不正を見破り、「外へ出ろ! リングで決着だ」と言って2人の対戦が決定した。

 戸澤は体格に勝るコービンにコーナーに押し込まれながらも、ハイキックで反撃すると、DDTやミサイルドロップキックを決め、試合を優勢に進めた。さらにコービンに「チーター(詐欺師)」と叫びながら、ハリケーンラナやトペスイシーダ。2発目のトペスイシーダをかわされ、バリケードに叩きつけられたが、戸澤の勢いは止まらない。

 低空ドロップキックからウラカンラナの猛攻。続けてシャイニングウィザード、コーナー上段からエルボーアタックを叩き込んだ。ここでフォールにいけば勝機はあったが、戸澤は再びコーナーに上がり、クロスボディーを発射。ここでコービンにキャッチされて、そのままエンド・オブ・デイズを食らい、3カウントを奪われた。無念の敗戦を喫したものの、元US王者を相手に堂々の大健闘だった。

 近年はいつでもどこでも挑戦できる「24/7王座」戦線で血道を上げ、同王座を実に16度も獲得した。もちろん、同王座の特性上、数十秒しか在位期間がなかったこともあったが…。今月に新王者となったニッキー・クロスがベルトをゴミ箱に捨ててしまい、タイトル自体がまさかの廃止となった。

 戸澤は〝虎の子王座〟を失ったが、ポーカーで大勝ちした上でこの日のようなファイトを続けていければ、再びチャンスが巡ってくるに違いない。