〝アライさん〟が本領発揮だ。広島の新井貴浩監督(45)が、宮崎・日南秋季キャンプ合流2日目となった15日に、グラウンド内外をこまめに動き回った。

 2日連続で行われた紅白戦も食い入るように見つめた。試合後は敗れた白組の選手がグラウンド上部の坂道へと向かうと、新井監督も選手たちを追いかけていき、白組の選手たちが坂道を駆け上がる姿を真剣な表情で見守った。

 坂を駆け上がった選手が次の坂道ダッシュのために坂を下ってスタート位置へと戻ったところで、指揮官は「あくまで参考だけど、俺は(現役時代に)50本この坂を走っていたからね」と話した。そして選手に「(今日は)何本走るの?」と聞いた。

 選手が息も切れ切れに「3本です」と答えると、新井監督は「走れとは言ってないけど、俺は50本走ってたからね」とにんまり。指揮官が本当に走ったかどうか、真偽は定かではないものの、選手たちはその言葉に思わず頬をゆるめた。

 この日は選手に声をかけ続けた新井監督。「自分がいろいろ話したりコミュニケーション取ったりが好きなので」という指揮官は「僕と(会うのが)初めての選手が多い。向こうも『新井さんってどんな人なんだろう?』と思っていると思う」とも話し、今後も〝アライさん流〟を展開していくという。