中日投手陣が秋季キャンプでシュートの習得に取り組んでいる。「体に近いところに食い込んでくるボールというのは武器になると思うし、それを習得することによってピッチングの幅も増える。時間があるときにみんなで取り組んでトライしてみよう」という立浪監督の提案で、複数の投手がシュートをマスターしようとしている。そこでクローズアップされているのが落合ヘッド兼投手コーチの存在だ。

 落合ヘッドの現役時代をよく知るOBは「中日の生え抜きの中では1番シュートを得意としていた投手だろう。シュートで内角を意識させてアウトコースで打者を仕留めるといった投球術も含めて(シュートを教えるのに)これ以上の適任者はいない」と断言。立浪監督も「(落合ヘッド兼)投手コーチも、もともとシュートを投げるのが得意な投手だったし、いい方向へ行けばいい」とその指導力に期待している。

 シュートはヒジや肩に負担がかかる球種とも言われているが、その点に関しても落合ヘッドの助言が期待される。「中日に入団した当初、落合ヘッドは右ヒジを故障していて(1992年に)岡山県の病院で右ヒジ(肘頭骨)にサファイアを埋め込んで補強する手術を行った。今でも右ヒジにはサファイアが入っている。常に右ヒジの状態に注意しながらシュートを投げていたからそういうところも見てくれるはず」(前出のOB)。シュートを投げた後のヒジのケアに関しても落合ヘッドの経験が役に立つというわけだ

 柳や岡野をはじめ多くの投手がシュート習得に燃えている中日。落合ヘッドの指導でどれだけの投手がシュートを自分のものにできるか注目だ。