フィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(18=ロシア)が、カザンで行われたロシアグランプリ(GP)第3戦で取った行動が物議をかもしている。

 北京五輪期間中にドーピング違反が発覚しながら、調査過程が公表されていないワリエワ。6日、故郷で大歓声に後押しされフリーを演技。冒頭で4回転ジャンプに失敗するも158・42点をマークし、ショートプログラム(SP)との合計241・72点で優勝した。

 この後、4回転ジャンプ失敗がどうしても悔しかったのか、リンクに投げ込まれた花やプレゼントがきれいに片付けられると4回転ジャンプに挑戦。2度試みいずれも失敗したが、笑顔でファンに手を振った。その後、キス&クライに戻り、フリーの得点を聞いた。

 この行動が批判を招いた。ロシア「チャンピオナット」は「ワリエワのパフォーマンスがスキャンダルを引き起こした。この行動は無礼とみなされた。カザンはワリエワだけの故郷ではない。自分の失敗を正そうとする試みはファンを激怒させた」と報道。SNS上でファンが「こんなことをしてもつまらない」「(元世界女王の)メドベージェワでさえ、ああやって見せびらかさなかった」「他の選手に対する何という無礼…これはショーではなく競技会。適切に行動する必要がある」などと非難の声が多数挙がっているという。

 一方で、最終滑走で後に待つ選手もいなかったこともあり「彼女は故郷のアリーナで演奏し、最も明るい拍手の中で跳んだんです。誰かを傷つけた?」と擁護の声もあった。

「スポーツ24」によると、記者から「演技後に4回転を試みるのは、ライバルに失礼では?」と問われるとワリエワは「私は最終滑走なのでやった。そうでなければやりません。やめろと言われたら二度とやりません」と語った。

 北京五輪のドーピング騒動で注目人物となったワリエワ。良くも悪くもどんな行動でも目立つのは仕方がなさそうだ。