今やチームの顔でもある〝キューバの至宝〟の去就は――。ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手(36)の来季残留を推す声が出ている。
今季は89試合で打率2割6分9厘、14本塁打、40打点。特にシーズン終盤はクリーンアップに座り存在感を発揮した。それでも、もう一人のキューバ助っ人である37歳のグラシアルとともに年齢的にはベテランの域に差し掛かっており、成績もピークアウトしてきている感は否めない。球団内でも貢献度は認めつつも「助っ人外国人の成績として見てしまうと物足りない」として、流動的な中でも〝今季限り〟が基本的な方向性となっていた。
もっとも、ここに来て一転してデスパイネに残留の可能性が出てきている。野手3人体制が想定されており、2年契約のガルビスが残留する。国内(NPB他球団)から1人、メジャーなどの国外から1人の補強がバランス的にも理想となるが、水面下で調査を進めていたヤクルト・サンタナが残留すると見られ、ある程度の計算が立つ国内組からの補強が難しい状況となっている。
「他球団を見ても、バリバリ活躍している外国人はほとんどいなかった。パ・リーグで言えば、デスパイネは一番打っていると言ってもいいくらい」(球団関係者)。そもそも今季のパ・リーグで規定打席に到達したのは打率2割1分3厘、15本塁打、46打点の西武・オグレディだけ。通年での活躍で見ると物足りないものの、夏場以降に中軸を打っていたのはデスパイネぐらいだった。
故障がちになっている面もあるが、全力疾走に見られるチームへの献身的な姿勢は健在。CSファイナルステージでオリックス・山崎颯から一発を放ったように、ここぞでの集中力は抜群だ。
来季もNPB球団に在籍すれば来日10年目のシーズンとなる。最終的な去就は獲得調査中の選手との比較となり「ウチが切るとなれば他球団が興味を示すだろう」との声もある中で、鷹フロントはどのような決断をするか。











