日本シリーズ第2戦が23に神宮球場で行われ、延長12回、5時間3分の熱戦の末に3―3で引き分け。対戦成績はヤクルトの1勝1分けとなった。
2年連続の日本一を目指すヤクルトにとっては、起死回生で敗北を免れる価値あるドローだ。大仕事をやってのけたのは、プロ2年目の内山壮真捕手(20)だ。0―3の9回無死一、二塁で代打で起用され、日本シリーズ初打席を迎えると、オリックス5番手・阿部から左翼スタンドへ同点3ランを叩き込んだ。
日本シリーズの代打での初打席初本塁打は史上5人目。内山壮は「打った瞬間、感触もすごく良かったので『行ってくれ』『スタンドまで届いてくれ』と思った」と振り返り「いい場面で打ててすごくうれしい」と笑みを浮かべた。
そんな内山壮が心の支えにしていることがある。それが春季キャンプで臨時コーチを務めた古田敦也氏(57)のミーティングでの「圧倒しろ」の言葉だ。「チーム全体的なことではあるんですけど『圧倒しろ』と(言われた)」と話す。
さらに内山壮は「『二軍で圧倒的な成績を残せ』と言われたので、そこは結構心に残っています」とも明かしていた。古田氏がキャンプを打ち上げる日には、古田氏に対して今季の自身の目標を「二軍で打率3割3分」「一軍の試合で10安打」と伝えていた。
ところが、今季の内山壮は、その目標を大きく上回る活躍で、一軍では74試合に出場して41安打。36試合でスタメンマスクをかぶった。また新型コロナの陽性判定を受けて離脱していた時期を除いて、1年間一軍に帯同した。そして…この大一番での大仕事だ。
〝フルタの一言〟を胸に大飛躍を見せた若燕は、まだまだ期待を上回る存在感を示すつもりでいる。












