西武・松井稼頭央新監督(46)の就任会見が18日、都内で行われた。

 ライオンズブルーのネクタイを身に着け、壇上へ上がった松井新監督は「まさか、監督というお話をいただけるとは、正直思っていませんでした。責任は大きいですが、自分らしくやっていきたい。プレッシャーはもちろんあります。自分らしく思い切ってやりたいと思います」と会見を切り出した。

 指揮官としてのテーマを「辻前監督が作り上げた伝統のライオンズを継承しつつ、もう一度、常勝、育成。その二つを追うのは難しいところですが、レギュラー陣には背中でチームを引っ張ってほしい」と山川、源田らにさらなる奮起をうながした。

 選手時代はPL学園時代・中村監督、西武で東尾、伊原監督、楽天では星野監督と〝名将〟と言われる指揮官の元でプレーしてきた新監督は「どの監督も自分にとっては素晴らしい出会いでした。でも、プロに入って、東尾監督ですよね。僕は本当に東尾監督に出会っていなければ、今の自分はないと思っています」と語りこう続けた。

「僕が若い時にノックを受けていると(東尾監督が)捕るところまでは見ているんですけど、投げる瞬間は見ないんですよね。使えないから。まあ、スイッチヒッターに挑戦した時もそうでしたけど、いろんなコーチからの意見もあったと思うんですけど、監督がコイツを(育てる)と思っていただいた。僕は『何とかこの監督のために』という思いだったので、自分もそういう強い信念を持ってやっていきたいと思います」

「育成と常勝」の両立という難しいテーマに挑む新監督。前途多難が予想されるが、若手育成に対するスタンスだけは明確な信念があるようだ。

 ☆まつい・かずお 1975年10月23日、大阪府生まれの46歳。PL学園から1993年ドラフト3位で西武入団後、投手から内野手に転向。スイッチヒッターとして2002年に打率3割3分2厘、36本塁打、33盗塁で史上8人目のトリプルスリーを達成した。2004年から大リーグ・メッツ、ロッキーズ、アストロズでプレー。11年に楽天入り。18年にテクニカルコーチ兼任で西武へ復帰し、同年限りで引退。19年からは二軍監督、22年は一軍ヘッドコーチを歴任する。MVP1度、盗塁王3度、最多安打2度など。日米通算2705安打。177センチ、85キロ。右投両打。