土壇場で踏みとどまった。DeNAは9日、CSファーストステージ第2戦(横浜)で阪神に1―0と接戦を制し、対戦成績を1勝1敗として〝逆王手〟をかけた。
わずかな好機で一気に畳みかけた。相手先発・伊藤の前に4回まで1安打と打線が沈黙。しかし、5回に先頭・宮崎が左前打、ソトも右翼越えの二塁打で無死二、三塁とチャンスを拡大させた。ここで大和が中前適時打を放ち、怒とうの3連打で1点を先取。終わってみれば、これが決勝点となった。
先発マウンドに立った大貫晋一投手(28)の快投も光った。初回に近本の中前打を許すも得点は許さず、2回以降は6回まで1人の走者も出さない「完全投球」。直球に加え、フォーク、ツーシーム、チェンジアップなど変化球を要所で組み込みながら、タイガース打線を翻弄した。7回一死三塁となったところで降板したものの、6回1/3を2安打1失点でプロ初の10奪三振をCS初勝利とともにマークした。
試合後の大貫は「いろんな人にたくさんのプレッシャーをかけられたので、ある意味開き直って投げることができた」と笑みを見せながら振り返った。
一方、三浦大輔監督(48)の短期決戦ならではのベンチワークもさえ渡った。1点をリードした7回一死三塁、迷わず伊勢を2番手で投入。その期待に応えて伊勢はピンチを拭うと、8回もイニングまたぎで連投し、3者連続三振の圧巻投球。9回も守護神・山崎が3人でピシャリと抑え、見事に完封リレーで前日の雪辱を果たした。
指揮官は「本当に大貫が丁寧に投げてくれたと思う。(7回の交代は)もう1点もやれないというところで伊勢に託した」と満足げにコメント。そして10日の第3戦について質問を向けられると「スイッチはずっと入りっぱなしですよ。明日も全員で戦います」とあらためて気合を入れ直した。
泣いても笑っても、次がファイナル進出へ向けたタイガースとの最終決戦。総力で臨む。












