パ・リーグのCSファーストステージ第1戦(8日、ペイペイ)で、シーズン3位・西武は同2位・ソフトバンクに3―5で敗れた。このところ短期決戦でとにかく勝てない西武には、嫌なムードが漂ってきた。
リーグ3位からの勝ち上がりを狙う西武は、いきなり土俵際に立たされた。2018、19年にリーグ連覇も成し遂げている辻政権にとって6年で4度進出しているCSは「鬼門」となっており、これで通算2勝11敗(優勝アドバンテージの2勝を除く)。対ソフトバンク戦は18年のファイナルステージ第2戦に13―5で勝利したのを最後に8連敗で1勝9敗だ。
投げてはレギュラーシーズンで自己最多の12勝(8敗)を挙げ、防御率2・20の先発・高橋が3回に柳田の3ランなどで4点を先制され、6回5失点。打線も森の一発こそあったが、4番・山川に快音はなく、金子、源田の1、2番が計8打数1安打とかき回せなかった。
特に主将の源田は3三振と精彩を欠き、守備では失策も記録。辻監督は「ベンチは非常に明るくやっている。負けても最後は盛り上がっているし。結果は結果」と前を向いたが、エースの力投と主砲の3ランで勢いに乗ったライバルとは対照的だった。
戦前に指揮官が「(シーズン中と)そんなに変わったこともできない。いい投手を立てて、それで勝負するしかないし、攻撃ではその場面場面で一番いい作戦を考えてやるだけ」と語っていた通り、短期決戦ならではのベンチワークもない。相手ベンチや主戦捕手の甲斐に〝西武は正攻法でしか来ない〟という安心感をもたれてしまっていることが、短期決戦に勝てない問題点なのかもしれない。












