プロレス界のスーパースター、アントニオ猪木さん(本名猪木寛至)が1日午前7時40分、「心不全」のため都内の自宅で死去した。79歳だった。
猪木さんの弟子の一人、〝元暴走王〟小川直也氏(54)は本紙の取材に応じ「関係者から聞きました」とした上で「言葉が出ない…」と言ったきり絶句。しばしの沈黙の後「調子が悪いことはわかっていたけれど、そのたびに不死鳥のごとく、何度もクリアしてきたのに。残念無念です」と言葉を絞り出した。
小川氏は今年7月11日に猪木さんと面会。「家族と一緒に会って、まだまだ大丈夫だと思って安心していた。本当に冗談が好きで、ジョークばっかりだったけど…。まあ、あちらの世界に行ったら(ジャイアント)馬場さんと仲良くしてください、そう会長(猪木さん)に伝えるかな」と話した。
小川氏は現役時代、猪木さんと対戦することはなかった。1998年4月4日の「猪木引退試合」(東京ドーム)では、対戦相手を決めるトーナメントでドン・フライに敗れて〝猪木最後の対戦相手〟になれなかった。
「突然、ロサンゼルスに呼ばれ、悔いがないぐらい柔道でやり尽くした僕にたくさんの夢を語ってくれ、プロレスラーになった。あの時の夢をたくさんかなえてきたけど、1つだけかなえられなかった夢がある」と言い「(引退試合が)唯一の対戦するチャンスだったけれど、できなかった。それは心残り。そちらの世界に行った際には、僕の挑戦を受けてください。元気な姿で、リングでお会いするのを楽しみにしています」と静かに語り、偉大すぎる師匠を追悼した。













