西武は29日、楽天がソフトバンクに4―5と敗れたため今季の3位が確定し、3年ぶりのCS進出が決まった。

 この日試合のなかった辻監督はこの結果を受けて「素直にうれしいです。9月中旬から連敗があり、ちょっと厳しいかなと感じていましたが、そのあと最後は連勝することができました。本当に選手がよく頑張ってくれたと思っています」と3年ぶりとなる10月の決戦進出を喜び、安堵のコメントを出した。

 しかし、9月頭には首位に立ち、12日の敵地天王山(対ソフトバンク)から悪夢の7連敗を喫し、現状があるだけに悔しさもひとしお。

 その西武にとっては辻政権になってから10月の短期決戦こそが最大の鬼門となり続けてきた。シーズンを2位通過した初年度の2017年はファーストステージ初戦を10―0と大勝しながら3位・楽天に連敗して敗退。パ・リーグを連覇した18年、19年のファイナルステージでもいずれも2位・ソフトバンクの前に1勝4敗、4連敗(アドバンテージの1勝除く)と撃沈された。

 過去5年間のCS通算成績は、すべてホームで2勝10敗と散々の負けっぷりで一度もステージを突破したことがない。辻監督自身が「集大成」と位置づける6年間で4度目の短期決戦で、このジンクスを打ち破るためには過去の反省から指揮官自身が意識を変え〝短期決戦の鬼〟になるしかないのだが…。