ノアのエース・清宮海斗(26)が〝座禅効果〟でGHCヘビー級王座を奪取した。

 シングルのリーグ戦「N―1 VICTORY 2022」覇者として、25日の名古屋大会では王者の拳王(37)に挑戦。継承した武藤敬司殺法を駆使し、最後は変型閃光魔術弾で勝利。2019年11月の陥落以来、2度目の戴冠を果たした。

 今回のタイトルマッチに向け、「N―1」開幕前から続けてきたルーティンが好影響を及ぼしたという。「巡業で全国を回っていく中でお寺に行くことが多くて。坐禅をやったら集中力が上がっていいなと思って。気持ち的に焦ってしまうことが多くて、15分だけやるようになったら、気持ちが落ち着いたのでやるようになった」と明かす。

 このおかげでリーグ戦は開幕から2連敗した時も動じず、GHC王座戦にも勢いをつけることができたという。

「坐禅修行にはぜひ行きたいですね。瞑想を続けていくことで、絶対プロレスに対してよくなってきてるなっていう実感があるので。インド? いいですね。このベルトを守っていくためにもいろんなところに行って吸収していかなきゃけない。本格的にやりたいです」

 次期挑戦者に野獣・藤田和之を指名したエースは、禅の心を持って防衛ロードを歩む。