逆転CS進出を狙う広島に昨季までチームメートだったOB・今村猛氏(31)からエールが届いた。21日の阪神戦(甲子園)を延長11回の激闘の末に10―4で制し、4位に浮上。3位巨人と1ゲーム差ながら残り4試合と状況は厳しいが、救援投手として2016年からのリーグ3連覇を支えた〝鉄仮面〟は「確率でいうと日本一になる可能性がまだある。そこを目指し後先考えず一勝、一勝を積み重ねてほしい」とゲキを飛ばした。

 投手出身ながら戦い方のポイントにいち早く挙げたのは意外にも攻撃面での話題だった。「ここ一番の時にスクイズだったり、泥臭く1点を取るという野球も必要なのかな。中盤でも初回のチャンスでも、まず1点を取って試合を動かすというか、そういう作戦もありかと思いますね」。

 1点を取る野球のキーマンとして名前を挙げたのは延長11回に決勝打を放った上本とベテラン松山で「作戦面でチームとして機能しそうなのは、今のところ上本選手ですかね。いろいろとできそうな感じがします。2番とかつなぎ役として置いていても面白いと思う。打つことという観点でいえば松山選手」とした。

 リーグ3連覇時の打ち勝つ野球は爽快だった。だが、今季は投高打底傾向もあり、メンバーを見渡しても派手な野球は現実的ではない。「点を取るという姿勢は打つのもスクイズも変わらない。試合を動かすという意味で攻撃的になっていいかなと思う」と、今村氏は動きを出すことの重要性を説く。

 残り4試合は2連戦が一度だけと投手のコンディションを整えやすい状況にある。先発には大瀬良、森下、九里といった主力を万全の状態で送り出すことも可能だ。先発要員の遠藤らを第2先発や中継ぎ強化に充てることもできる。今村氏は「5回途中とか6、7回の投手起用がキーポイントになるでしょう」と、本職の投手目線で一戦必勝の積極的な継投についても言及した。