パ2位の西武は13日の首位ソフトバンク戦(ペイペイ)に計11被安打9四死球の投壊で0―9と連敗。その差は残り11試合で2ゲームに開いた。

 先発した高橋光成投手(25)は6回109球を投げ、6安打2失点5四球で8敗目(10勝)を喫した。4回に柳田、デスパイネへの連続四球で二死一、二塁とすると、今季6打数4安打と打ち込まれている中村晃に中前打を許し、先制点を献上。5回にはまたも先頭・柳町への四球から周東に適時二塁打を打たれ2点目を失った。

 7回には2番手・水上が先頭・柳町に四球。一死二塁とされ、再び周東の右中間適時三塁打されるなど、四球絡みの2失点で0―4。8回には4番手・佐々木が打者11人に長短4安打3四死球などの猛攻を受けて5点を失い、ワンサイドでの完敗となった。

 高橋光は「ペイペイドームのマウンドは今シーズン初めてでしたが、スムーズに試合に入ることができたと思います。今日は長いイニングよりもゼロで抑えることを特に意識してマウンドに上がりました。やっぱり先制点を与えてしまったことが悔やまれます。(5回)あそこは慎重になりすぎてしまいました。もっと大胆にいっても良かったかなと思います」といずれも四球絡みの失点場面を振り返った。

 その上で「6回も先頭を出してしまいましたが、本当にこれ以上点は与えられないと思ったので、ゼロで抑えることだけを考えていました。粘ることができた点は良かったと思います」とこの日の投球を総括した。