ヤクルトは11日のDeNA戦(横浜)に1―0で勝ち、優勝へのマジック「11」を再点灯させた。日本選手最多となるシーズン55本塁打にあと「2」と迫る・村上宗隆内野手(22)は見逃し三振、左飛、中飛、敬遠気味の四球で、3打数無安打に終わった。

 シーズン最多本塁打のプロ野球記録は2013年のバレンティン(ヤクルト)の60本。当時のバレンティンをよく知る球団関係者は「バレンティンもそれまでの最多本塁打記録の55号を打つまではプレッシャーに苦しんでいた」と明かす。それだけ巨人・王貞治の「55」という数字は重いというわけで、実際にバレンティンも51号から52号が出るまでは、勝負を避けられるケースもあり、1週間を要している。

 だが、その〝壁〟さえ突破できれば…。「村上は56号を打てば日本選手1位の記録になるから、プレッシャーを感じなくなるはず。バレンティンも抜くんじゃないか」(同関係者)とも。

 村上自身も50号を放った2日のお立ち台で「変なプレッシャーをかけられながら日々試合をしている」と話している。だからこそあと3本。自身の背番号と〝世界の王〟を超える重圧から解放されれば、さらなる大記録をつくる〝村神様〟が期待できそうだ。