ソフトバンクの三森大貴内野手(23)が〝青森凱旋〟での大暴れを誓った。

 5日の2位・楽天との直接対決は弘前で行われる。三森にとって青森は中学、高校での6年間を過ごした場所。中学から青森山田に進学した。「あまりに知らない場所だったので印象もなく、とりあえず当たって砕けろ状態で行きました」。プロへの道を切り開くきっかけをつかんだ。

 当日は学校の恩師や友人も観戦に来る。「すごく成長させてもらった場所。その中で今ここまでできているので。自分がやってきたこと、できることを試合の中で出したい。良い姿を見せたい」と力を込めた。

 今季は開幕から1番に抜てきされて、チームの好スタートに貢献。ただ、5月の月間打率が2割4厘に低迷するなど一度は失速した。下位打線に落とされ、スタメンから外れる悔しさも味わった。しかし、そこからV字回復を遂げた。6月19日の楽天戦(ペイペイ)での1番復帰後は打率3割8分7厘(31打数12安打)。打席での粘りが光り出塁率も高く理想的な働きをしている。

 頭角を現した昨季も終盤に成績を落とした。今年はシーズンを通して安定した成績を残すことが最大の目標だけに不振から復調に転じることができたことは大きい。現状について「迷いなく構え遅れしないように、しっかり準備して打席には入れているかなと思う」と手応えを口にした。

 藤本監督は「理想は1番・三森」と公言する。コロナ禍で主力が欠けた西武戦(ベルーナ)での1番・三森、2番・周東、3番・牧原大の並びもお気に入り。「相手のコーチ陣も(あの並びは)『嫌ですね』と言ってくれた」と胸を張る。V奪回に向けてのキーマンと言えそうだ。