【ネバダ州ラスベガス2日(3日)発】WWEの「マネー・イン・ザ・バンク(MITB)」の男子MITBラダーマッチは、驚きの結末となった。

 男子のラダー戦はリドル、セス・ロリンズ、オモス、マッドキャップ・モス、サミ・ゼイン、シェイマス、ドリュー・マッキンタイアの7人で行われる予定だった。ところが、ここでWWEオフィシャルのアダム・ピアースが登場。何と、US王座から陥落したばかりの〝自撮り男〟セオリーの緊急参戦が発表されたのだ。

 セオリーは、〝口止め料問題〟が報じられ不倫スキャンダルで渦中の総帥ビンス・マクマホン氏の秘蔵っ子。リング内外で手塩にかけて育てられてきた。とはいえ、中邑真輔は2度の予選で敗退し出場できなかっただけに、あまりに不公平なジャッジだ。

 試合ではこそくな手段を発揮し、大暴れする〝大巨人〟オモスにラダー攻撃を放ったが、圧倒的なパワーで軽く蹴散らされた。今度は物音を立てずにこっそりラダーに上ったものの、マッキンタイアとシェイマスに見つかり鉄つい攻撃でめった打ちにされた。

 終盤にはセオリー以外の6人が、オモスを実況席に投げ飛ばしてKO。ブッチの乱入でリングが混とんとしたが、リドルがロリンズにラダーからのスーパーRKOを放って一気に優位に立った。観客の大声援を受けたリドルがラダーを上り、挑戦契約書入りのブリーフケースに手をかけたときだ。

 セオリーがリングインし、ラダーを駆け上がった。リドルとラダー上で殴り合いとなったが、最後は突き飛ばして落下させた。そのままブリーフケースを奪取。何と〝ビンス氏のまな弟子〟が、いつでもどこでもWWEユニバーサル王座に挑める権利を手にした。

 セオリーは早速、ラダー上でセルフィー撮影。会場からは大ブーイングが巻き起こったが、24歳の若武者が一気にWWEのトップ戦線に食い込んできた。果たして、不倫スキャンダルのため会長とCEOの座を退いたビンス氏は、弟子の快挙をどう見ているのだろうか?