ソフトバンクが2日の西武戦(ベルーナ)に3―2で逆転勝ち。コロナ禍からの再開初戦を白星で飾った。

 1点を追いかける9回に中村晃が決めた。牧原大、柳田の連打から作った二死二、三塁のチャンス。西武守護神・増田のスライダーを中前に弾き返した。逆転の2点適時打となった。

 起死回生の一打を放ったヒーローは「何とか引っくり返すつもりでみんなやっていた。その結果が良い方向に出たんじゃないか。試合に出られないメンバーの分も、今出られるメンバーで頑張っていこうと、監督からも話があった。みんな一つになって戦えたのかなと思います」と笑みを浮かべた。

 チーム18人が陽性判定となり2試合が中止。5日ぶりの試合だった。二軍から多くの若手が昇格しての総力戦。打線でもデスパイネ、グラシアル、甲斐ら主力を欠いての戦いだった。

 試合前の円陣はベテラン・松田宣浩内野手が担当。音頭を取り「ワンチーム」と声を合わせることで、ナインに一致団結を呼び掛けた。

 初回の先制犠飛に始まり、2安打でチームの勝利に貢献した主砲・柳田悠岐外野手も「ワンチーム」とニッコリ。「若い選手もいっぱいいるし、みんな元気がある。今日は勝てて最高の雰囲気になって良かったです。今、離脱している選手が帰ってくるまで、今いるメンバーで頑張ります」と力を込めた。

 これで首位・楽天との差を2・5ゲームに広げた。窮地で鷹が底力を見せた。