ミスター・ライオンズ栗山巧外野手(38)がファンの〝秋山ショック〟を癒す同一球場1000安打を達成した。

 28日の日本ハム戦(ベルーナ)3―2とリードして迎えた8回一死一塁の第4打席で栗山は、相手4番手のサブマリン・鈴木のローボールを叩き低い弾道で右翼スタンドにダメ押しの2号2ランを叩き込んだ。

 プロ野球史上11人目、西武ライオンズの歴史では初となる同一球場(この場合ベルーナドーム)1000安打に到達した。

 西武一筋21年目の栗山はこの記録に「非常にうれしく思います。この球場ができて色々なことがあったと思います。それでもゲームがある日は僕ら、当たり前のようにゲームができますし、本当にこの環境を整えてくれている球場スタッフ、皆さんに感謝しています」と普段表舞台に出ることのない裏方をまずねぎらった。

 そして「これからも1本でも多くこの球場でヒットが打てるように頑張ります。これから暑い季節になってきますけども、ぜひベルーナドームに来てください」とファンやスタッフの心の琴線に触れるコメントをお立ち台で残した。

 くしくも、前日27日には球団が再獲得に乗り出していた秋山翔吾外野手(34)の広島入りが発表されたばかり。

 これまで西武ファンが何度も味わってきた喪失感。その傷心を少しでも癒してくれるレジェンドの心遣いに溢れた金字塔だった。