何やらキナ臭くなってきた。巨人は21日の阪神戦(東京ドーム)で、投打にふるわず。1―6と大敗し、今季最悪の6連敗を喫した。借金もワーストタイの「7」に逆戻りし、1975年以来となる最下位フィニッシュの危機も再び迫ってきた。ペナントレースも終盤に入り、球団内では来季に向けた編成準備にも着手。9人の〝大所帯〟となった助っ人たちの再整備にもメスが入ろうとしている。
トンネルの出口が見えてこない。打線はこの日も決定力を欠き、得点は岡本和の24号ソロのみ。今カードでは丸のソロを含めて2得点しか挙げられず、原辰徳監督(64)は「3連戦で2点じゃあね。みんながつなげないといけませんね」と嘆き節だった。もっとも「(相手が)先制、中押し、ダメ押しみたいなね。こういう結果になることは何か原因はありますよ」と話したように投手陣も3戦で計15失点。打てず、守れずで最下位の中日に1・5ゲーム差まで接近されてしまった。
まずは連敗を止めることが先決だが、すでにシーズンは終盤戦。球団内では来季を見据えた戦力構想も練られ始めている。選手たちにとっては生き残りをかけた戦いでもあるが、助っ人勢も例外ではない。
球団スタッフの一人は「次のオフには新しい外国人を獲る方針だと聞いている。今いる外国人選手たちも、そのままというわけにはいかなくなる。昨オフに獲った外国人は1年契約。結果が良ければ〝延長〟だが、ドライな言い方をすれば、ダメなら切りやすくするために複数年契約をやめた経緯もある」と打ち明けた。
今季の外国人は総勢9人。新加入した投手は先発のシューメーカーとアンドリース、緊急補強した中継ぎのクロールの3人で、野手ではポランコとウォーカーの2人だ。この日、先発したシューメーカーは5回途中10安打3失点で8敗目(4勝)を喫し、約2か月も白星から遠ざかる。桑田投手チーフコーチは「今日はボールが走らず、テンポも悪く。立ち上がりがすごく難しいタイプの投手」と二軍降格を決めた。
また、再調整中のアンドリースは右打者への被打率が4割6分5厘と難を抱え、5戦未勝利で2敗。ポランコは開幕から一軍の座を守り、7月から打撃不振に陥ったウォーカーはウィーラーとの入れ替えで二軍降格となっている。他の助っ人勢では昨季守護神だったビエイラが「左脛骨骨折」と診断され、今季中の復帰が絶望的。この日、約3か月ぶりに一軍復帰したデラロサは1回1失点で、6年目のメルセデスは5勝5敗で足踏みが続いている。
残り30試合を切り、原監督はナインに向けて「もう今が頑張り時だし、力の見せどころ。そこは選手たちも重々承知しているし、そこはまた明後日(23日)から期待する」とメッセージを送った。結果を残せていない選手は、数少ないチャンスで巻き返せるのか。チームの浮沈はもちろん、選手個々のサバイバルも正念場を迎えようとしている。












