獣神サンダー・ライガーが気になる話題やプロレス観を語る「獣神激論」。今回はオカダ・カズチカ(34)の連覇で幕を下ろした新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」を早速、総括だ。開幕前の優勝予想でオカダの名前を挙げていたライガーは、盤石の強さから早くも蝶野正洋の持つV5の記録更新と史上初の3連覇に太鼓判。さらに台頭した外国人勢による〝ドリームマッチ〟を熱望した。
【世界のレジェンド ライガーが語る獣神激論(22)】G1はオカダ選手の連覇で終わりましたね! 僕の優勝予想、(ベスト・オブ・ザ・スーパー)ジュニアに引き続き当たったんですよ。自分でも怖いくらいなんだけど、オカダ選手って何度も言うけどジャンボ鶴田さんの生まれ変わりかなってくらい、もう天才だよね。スタミナはある、バネはある、身長はある、レスリングはできる。これ、穴、どこにあるの?
34歳で4回目の優勝でしょ? 蝶野選手の記録が5回だから…楽勝じゃね? 今のカズチカなら。今まで3連覇もいないでしょ? もう今から来年の予想しとく。カズチカの3連覇。カズチカの体形を見てるとね、筋肉隆々でもないし、昔のドリー・ファンクJr.みたいなんだよね。世が世ならNWAの絶対王者だよね。
今年のG1は4ブロック制も話題になったけど、個人的にはちょっと、分けすぎたかな~と思いましたね。選手によって試合消化のペースが違ってて、1か月間キープしなければいけないモチベーション的にどうだったのかなって。もしかしたら、ちょっと波に乗り切れなかったなって選手もいたかもしれないよね。あと、1か月っていうのはどうなんだろう…せめて3週間くらいがいいんじゃないかな。もっと凝縮してやったほうが負担は少ないんじゃないかなって。
今回特に印象に残ったのは、外国人が豊作だったこと。僕はジョナとジェフ・コブの公式戦(5日、松山)を生で見れたんですが、プロレスファンで良かったと思ったわ。理屈じゃなく、デカい選手同士がドッカンドッカンぶつかって。ジョナとランス・アーチャーとの試合(9日、広島)もそんな感じ。あの怪物たちが今のレベルのプロレスしてるってすごくない? スラムやっただけでお客さん「お~っ」てなるんだよ。ジョナ、アーチャー、コブの3WAYがぜひ見てみたいわ。
あと僕はトム・ローラーと鈴木みのるの試合が見てみたいね。去年のG1であったザック・セイバーJr.とグレート―O―カーンの試合以上のレスリングを見せてくれるんじゃないかなって。「デニム脱いだらまたデニムみたいなパフォーマンスしなくても、お前(ローラー)ならレスリングだけで日本のファン魅了できるよ」って思いますね。
ヘビーだけじゃなくジュニアでも石森太二選手とKUSHIDA選手が激しく争ってる。そこは(高橋)ヒロムや(エル)デスペラードだって面白く思ってないだろうし、これは大変だよ。来年は東京ドーム大会が1月4日しかないわけだから。今はドームのリングに立つだけでも難しい。みんながみんな実力者で、もう「北斗の拳」の世界だよね。みんな天下取れるだけの選手が同じ時代に集まってる。選手は大変だと思うけど、下半期が本当に今から楽しみだね。












