北京五輪フィギュアスケート女子銀メダルのアレクサンドラ・トルソワ(ロシア)がスウェーデンで行う予定だった講習会イベントが突如中止となり、ロシア側が猛反発だ。

 イベントは8月に実施予定で、トルソワのジャンプテクニックを学べたり、演技を間近で見ることができるもの。2週間足らずでチケットの8割が売れる人気ぶりだったが、スウェーデン側の主催者が中止を発表。

「スウェーデン・フィギュアスケート連盟が、このプロジェクトを当面行わないよう勧告した。多くの人が学びたいと願う個人選手としてやってくるにもかかわらず、このプロジェクトを中止せざるを得なくなった」とスウェーデン連盟からの介入があったと説明した。ウクライナ侵攻のため、ロシアはスポーツ界から除外されており、トルソワ個人のイベントもよろしくないと判断された格好だ。

 これにはロシア側が猛反発。「スポーツ・エクスプレス」は「政治的理由のためトルソワの講習会が中止になった」と報道。名伯楽のタチアナ・タラソワ氏は「めちゃくちゃです。いつまで続くのですか? トルソワがかわいそうだ。彼女は準備してきたんです。このような美しい公演を中止するようでは、かの国はダメね」と怒りを見せた。
 また、トルソワが育った「サンボ70」スポーツセンターの代表のレナト・ライシェフ会長も「彼らは、自分たちが損をするためだけに、駄々をこねている。しかし、私たちは傷つかない。私たちは、最も美しく、最も賢く、最も巧みだ」と批判した。

 ロシアフィギュア界は迷走中だ。