日本ハム・松本剛外野手(28)が左膝蓋骨下極骨折により、復帰まで約4週間の見通しであることが20日に発表された。

 松本剛は19日のオリックス戦(京セラ)の第2打席、自打球で途中交代。ファン投票で選出されていたオールスターへの出場も絶望的となったが、それ以上に気になるのは「タイトル争いの行方」だ。

 今季は19日時点で83試合に出場。打率3割5分5厘で、2位以下を5分以上も引き離し、リーグ首位打者を独走していた。プロ11年目でのタイトル獲得が濃厚と見られていたが、今回の負傷離脱で雲行きは怪しくなった。気がかりは「規定打席」への到達だ。

 今季のチーム試合数は143試合のため、規定打席は443打席となる。現在の松本剛の打席数は334打席で、あと109打席必要だ。4週間で戦列復帰となると、残り試合は25試合程度。1試合で4打席の計算では届かない。首位打者選出には「打席数が(規定打席に)満たない場合、規定打席までの不足数を打数に加算する」という特例があるとはいえ、現状の高打率を維持できるかは分からない。

 しかもここにきて首位打者争いの「常連」である吉田正(オリックス)が規定打席未到達も打率3割1分1厘と急浮上中。順当なら今月中にも規定打席に到達し、打率部門2位にランクインする。吉田正はケガさえなければ今後も打率を伸ばす可能性が高いため、松本剛には手強い相手となる。

 新庄監督は常々「おカネはグラウンドに落ちているんだから」と話すように、個人タイトル獲得には全面支援を打ち出す方針だが…。結末はどうなるか。