広島は16日の中日戦(マツダ)に5―0で快勝し、連敗ストップ。堂林の2本のアーチがチームを襲った〝コロナショック〟を吹き飛ばした。

 広島球団は試合前、佐々岡監督と菊池涼、野間、上本、小園、一岡、矢崎、薮田の選手7人、球団スタッフ3人の計11人が新型コロナウイルス陽性判定となったことを発表。河田ヘッドコーチが監督代行を務めることになったが、野間、菊池涼の1、2番コンビをはじめ、内野の要である小園やリリーフ陣を支える矢崎の離脱にチーム内には衝撃が走った。

 だが、野間に代わって1番に入った堂林翔太内野手(30)が嫌な空気を払しょくした。初回、中日先発・柳の初球ストレートをジャストミートした一撃は左中間スタンドへズドン。「初球から思い切っていきました。しっかり捉えることができました」という6号ソロで先制した。

 4点リードの5回にも堂林のバットが火を噴いた。左翼へ7号ソロをたたき込み5―0。「ストレート。切れずにホームランになって良かったです」と笑顔の堂林がチームに勢いを呼び込んだ。

「絶対に勝つという気持ちでマウンドに上がりました」という先発・森下暢仁投手(24)も気合十分の投球を披露。自身初となる2試合連続の完封で10勝目(6敗)をゲットした。

「(1本目の本塁打は)初球から積極的に行こうと思って最高の結果が出ました。ここ最近にない最高の当たりでした。(2本目は)結果はたまたまですけどいい追加点になったので良かったです。コロナで何人か抜けてしまったけどこういうときだからこそチーム一丸となって戦っていきたいです」とお立ち台で語った堂林。投打がかみ合い広島が阪神を抜いて4位に浮上した。