サウジアラビア政府系ファンドが支援する超高額賞金の新ツアー「LIV招待」へ参戦したビッグネームが、静かに自身の立場を主張している。 

 男子ゴルフのメジャー最終戦「全英オープン」(14~17日、英国・セントアンドリューズ・オールドC)では、主催のR&Aが新ツアー組の参加を禁じなかったため、立場の異なる選手が入り乱れる状況だ。

 既存のツアーを支持するタイガー・ウッズ(米国)は今週の会見で「LIVを選択してプレーしていることに、賛同できない。彼らを今のポジションにたどり着かせてくれたものに背を向けているということだ」と新ツアー参戦選手を批判。ローリー・マキロイ(英国)らも「戻ってこなくていい」と非難している。

 舌戦に発展しそうな状況だが、総じてLIV組は〝大人の対応〟だ。ダスティン・ジョンソン(米国)は「正直(報道など)何も読んでいない。だから批判されていることも知らないし、そうだとしても気にもしていない」と無関心を強調した。

 リー・ウエストウッド(英国)は「どこでプレーしていても誰がプレーしていても、ギャラリーはよいゴルフを見たいと思っているだろう」。新ツアーの是非を持ち出すこと自体ナンセンスだと言いたげだ。フィル・ミケルソン(米国)はウッズの新ツアー批判について「彼の意見を尊重する。誰もがそれについて強い感情や意見を持っていると思う」と感情的にならなかった。

 まるで、LIV組は数々の批判に応戦して騒動になることを避けているかのよう。大金が約束されている以上、泰然自若としていられるのかもしれない。