テニスの4大大会・ウィンブルドン選手権車いすの部が10日に行われ、男子シングルス決勝は、第1シードの国枝慎吾(ユニクロ)が第2シードのアルフィー・ヒューエット(英国)を4―6、7―5、7―6で下して初優勝。4大大会全制覇とパラリンピック金メダルを合わせた生涯ゴールデンスラムを達成した。

 前日のダブルスで優勝を果たした勢いは、この日も健在だった。第1セットを落とすも、第2セットはお互いに一歩も譲らない中、要所で好ショットを決めて奪い返す。最終第3セットで、一時は1―4とリードを許す苦しい展開を強いられたが、終盤に追いついて逆転に成功。最後の最後で勝利の女神がほほえんだ。

 かつて「パラスポーツならではの人が持つ可能性と、限界を超える力っていうものを、輝く結果とともにお伝えしたい」と語っていた国枝。言葉通りの偉業をついに成し遂げた。