8日の中日戦から一軍合流見込みの広島・秋山翔吾外野手(34)には、プレーヤーとしてだけなく、次代の赤ヘルを担う〝レギュラー外野手〟育成を期待する声がある。

 なかでもチーム関係者が「彼らにとっても、ポジションを争うライバルという枠を超えて頼れる存在になるのでは?」と見込んでいるのが、3割超の打率(3割1分4厘)で打線にも欠かせない存在となっている上本の、さらなるレベルアップだ。

 二遊間が本業で内野手登録の上本だが、中堅手としても安定感あるプレーを見せている。佐々岡政権の3年目の収獲のひとつになりつつあるが、そんな上本のサポート役にも秋山の存在が大きいという。

「上本は32歳で決して若くはないけど外野手としてはまだ年間を通じてプレーしたことはないし、最もレギュラー経験がある西川にしても、まだ自分のことで精いっぱい。本来であれば丸(現巨人)がいてくれたら…というところだったし、ウチで言えば34歳はまだまだ働き盛り。秋山はセンターももちろん、外野でどのポジションでも守れるし〝生きた教材〟になると思う」(チーム関係者)

 2018年限りでFA移籍した丸佳浩(現巨人)以降、不在となっている外野リーダーも〝秋山効果〟により一気に解決するのではないかというわけだ。

 広島では歴代、主要ポジションや打順で先駆者が「動ける」うちに、次代の選手を育てた系譜がある。4番で言えば「金本→新井」、捕手で言えば「倉・石原→会沢」。先輩に追いつけ追い越せの精神だ。元メジャーリーガーの加入は、赤ヘルの未来予想図も明るい方向へといざなう。